税理士事務所は記帳代行や決算申告をするだけの代行屋になってはいけない、
もっと付加価値の高いアドバイザリー業務をするべきだと
何十年も前から言われ続けていますが、
果たして代行部分はそんなに価値のないものなのか自問自答の日々です。
実はそんなの求めていない
税理士事務所に業務は記帳代行、決算、申告書作成、提出までが
一般的な代行業務とされています。
記帳代行は、お客様から領収書や請求書など事業に関する取引関係書類を
預かって会計ソフトに仕訳をしていくこと、
会計ソフトに仕訳した内容をもとに
決算書を作成、続いて税金計算をして
税務申告書を作成し、お客様にご説明をしてご納得して頂いたうえで
税理士事務所から税務署へ提出します。
ここまでが代行業務。
そして、そこから決算書を経営に生かすために、
経営分析をしたり、経営計画を立て、
現状の課題に対して解決策を提案していくというところが
アドバイザリー業務。
アドバイザリー業務といえばMAS監査や未来会計をイメージしますが、
それらがダメというわけでもありません。
ただ経験上、相手がそこまで求めていないこともあり、
こちら側で押し付けていないかは常に考える必要があるなと思います。
事務負担の軽減はやはり必要
中小企業やひとりビジネスをやっておられる方は
そもそも事務ができていないことが多いです。
できていないことがわかっていないというか、
何から手をつけて何をすればよいのかわからない
という印象。
なので、事務を代行し、その負担を軽減するだけで
喜ばれることも結構あります。
記帳代行や決算、申告もそうですが
納付書を作って、金融機関で納付していたのを
電子申告しダイレクト納付に切り替えるとかだけでも
需要はあるのかなと。
IT化を進めるだけでも喜んでもらえるんですよね。
そう思うと小さいビジネスの場合、事務負担の軽減のニーズは
まだまだあるのだなと実感します。
事務負担の軽減を積みあげた先には
アドバイザリー業務に特化しています!
と謳うと今っぽくてかっこいいのですが、
そこに行きつくには信頼関係を積み上げていかないといけないなと感じます。
そして信頼関係を積み上げるのは事務負担の軽減が
一番分かりやすく実感してもらえるところかなと。
我々は数字を見て分析し、経営に落としこむことはできても
実際の経営を泥臭くやっていくのは社長です。
関係性が構築できていない中、いきなりアドバイザリー業務を
自信満々にやってみても机上の空論になりかねませんし、成果も出ません。
むしろ信頼関係が崩れる恐れもあります。
あくまで事務負担の軽減の
地道なところを無視せずにやっていき、信頼関係を積み上げてから
アドバイザリー業務をするのがいいのかなと思います。
あくまで求められていることが前提ですが。
▼娘日記(8歳、5歳)
昨日から小学校再開。通常通りでした。
始まるまで不安そうで、昨日は行きたくない!
と言っていましたが、
帰ってきたら、「あ~楽しかった!」と。ならば良かった~
私は休み期間限定のお弁当作りから解放され、
いつも通りゆっくり6時半に起きられて幸せです。
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