クラウド会計を使って預金口座と同期しているのに、預金残高と会計残高はなぜズレる?

会計freeeやMFクラウド会計などのクラウド会計ソフトは、

預金口座と会計ソフトを連携することにより
預金データが会計ソフトと同期されます。

同期されたデータから、
会計ソフト側で仕訳を推測してくれますので
あとは仕訳を確認、登録するのみ。

預金に関する仕訳は登録が終われば完了します。
カード払いなども同じですね。現金払いがなければ
それでほとんどの記帳が終わります。
とても便利で、ありがたい機能です。

会計freeeの場合は、さらに仕訳の自動登録機能もありますので、
同期すれば、そのまま仕訳の登録まで済んでいる、
ということも。
(仕訳をチェックする意味で、自動登録はあまりおすすめしませんが。)

銀行データを同期しているので、
当然に預金口座の残高と会計残高は一致しそうですが、

しかし
これがズレている。。ということが少なからずあります。

いったいなぜズレるのでしょうか。

今日はズレる原因につい書いていきます。
ズレの原因を見つけて対策を講じ、
預金残高と会計残高をピタッと
合わせてスッキリしましょう。

同期期限が切れている

預金口座の同期には期限があります。金融機関により期限は違いますが、
だいたい1カ月~2カ月程度の期限であることが多いです。

この同期期限が切れていて、
同期と同期の間の取引が抜けていることがあります。
間の取引分の金額だけ、預金残高と会計残高にズレが。

期限の切れた間の取引に関しては、
残念ながらデータ取得は出来ません。手入力するか、
Excel等でデータを作成し、インポートを
して間の取引についても仕訳を行います。

こういったことを防ぐために、
月に1回は忘れずに必ず同期をしましょう。
月初になったら、前月分を同期すると決めてしまって
月初のルーチン業務にすると期限切れを防ぐことが
できますよ。

資金移動の取引が二重に仕訳されている

口座間の資金移動は、
両方の口座の同期をしていることで
仕訳が二重に登録されます。

例えば、A銀行からB銀行へ50万円資金を移動させれば、
A銀行からの同期で、 B銀行 50万円/A銀行 50万円

B銀行からの同期でも、B銀行 50万円/A銀行 50万円

両方仕訳が立ちますので、二重仕訳となり、残高にズレが生じます。

解決方法としては、仕訳の一方を登録しない、もしくは、
資金移動などの勘定科目を使って、仕訳が二重に上らないようにします。
最終的に消えるので、勘定科目名は何でもよいです。
仮払金でもOK。間に入れるクッション科目を作って頂ければ。

例えば、資金移動の勘定科目を使う場合は、
A銀行からの同期では、資金移動 50万円/A銀行 50万円
B銀行からの同期では、B銀行 50万円/資金移動 50万円

と仕訳を登録すれば、
資金移動の勘定科目は左右両方に同額出てきて相殺され、
結果として、資金移動残高は0円になり、
他の勘定科目にも影響が出ませんし、
預金残高もズレが生じなくなります。

まとめ

預金口座を同期しても、
会計残高とズレる場合の、その原因と対策について
まとめました。

他にも細かいズレの原因はありますが、
大まかには上記2つが原因です。
原因が見えれば対策を打つことができます。

意外と思われるかもしれませんが、
預金残高と会計残高はズレていることが多いです。

最終確認には人間の目が必要です。
ぜひ預金残高と会計残高は定期的に
合わせていただければと思います。

 

 


▼娘日記
-姉8歳-
今日から冬休み。
朝から学童へ向かいます。
ということは、母(私)はお弁当作りがスタートします。
うーん気が重い・・・。

ー妹5歳ー
毎日クリスマスツリーを書いて、
クリスマスを楽しみにしています。
サンタさんに来てもらうために
今日はいい子にしておくそうです。

 

 

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