間違いのないようにするために、できること。

会計書類や税務書類の作成は、とにかくチェック!チェック!の嵐です。

一言一句、1円も間違いがないようにしなければならないため神経を使います。

 

けれど、税理士もスーパーマンではありません。ただの人間だもの。間違うことがあります。

でもただ修正するのではなく、今後間違いのないようするために対策はしています。

 

仕事以外でも試験勉強などに活用できるのではないかと思いますので、そういった方に向けて

参考になれば幸いです。

間違いのないように、チェックリストを作る。

税理士試験の勉強も、1つのミスが命取り。全員が答えられる基礎的な問題は、

間違えてはならなかったです。そのために資格の学校の先生に言われたのが、

間違いノートを作ることでした。

 

分かっているのにミスをするということがありますが、それは分かっていないからだ

ということを何度も言われた記憶があります。ぼんやりと頭の中で理解していることを

アウトプットすると間違えてしまう。

 

そこをなぜ間違えたのか、原因を追及してノートに書いていく必要があります。

書くことで頭の整理ができ、なぜミスをしたのかも本当の意味で理解できるようになります。

 

会計書類や税務書類も、チェックしているようで、見落としてしまってることがあります。

例えば、税務申告書に預金口座名を記載する欄があるのですが、よく間違います。

税金の額に影響がないから見落とすのです。

 

どうしても税金の計算を間違えてはならないという方に意識がはたらき、

数字以外を見落とす傾向があります。そこで、チェックリストを使って、

「数字以外の文字の部分をチェック」と書き、数字以外のところに目がいくようにしています。

どこをどうチェックするのかも細かく書きます。

 

一度間違えたところは二度と間違いたくないので、チェックリストに加えていきます。

そうすると新たなチェックリストが増えていきますが、過去に間違えて、最近は間違えない

箇所も減らすことはありません。気を抜くとまた間違う可能性があるからです。

忘れかけたころに、再度確認する。

作成後すぐにチェックするのですが、たいていはそのままにすると、

間違いがあとから発見されます。期限に余裕がある場合は、最初にチェックしたあと

数日寝かせます。そして忘れかけたころに、再度チェックリストを使ってチェックをするのです。

 

そうすると、自分が同じようにチェックしているのですが、他人がチェックするような目を

もてるようになるので、不思議な感覚があります。自分の中で、作成者とチェック者が

二人いるような感覚になり、より客観的に見ることができるようになるのです。

人に見てもらう。

人に見てもらうのが一番効果的です。勤務していた頃は、上司にチェックしてもらえた

ので、そこで間違いに気付くことができ、非常にありがたかったです。

 

今はすべて自分でカバーしないといけないので、勤務の頃の2重チェックから、

セルフですが、3重チェックに切替ました。

まとめ

間違いを繰り返さないために、どういったことができるのか、私が実践していることを書きました。

税理士試験の勉強で間違いノートを作ったことは、仕事にも役立っています。

 

膨大な試験勉強の時間数を考えると、無駄なことをしていたなーと思いますが、

そういう意味では無駄ではなかったのかなと思うこの頃です。