クリエイティブ・アーティストの方向けー文美国保に加入しよう

フリーランスの方の所得税の確定申告書を見ていていつも思うのは、
国民健康保険料が高すぎることです。

税金もですがどうにか健康保険料を抑えられないか考えています。

健康保険には種類がある

フリーランスの方の健康保険にはいくつか種類がありますが、
会社を辞めて独立したら国民健康保険一択と思いこんでいる方もけっこういらっしゃいます。

しかし、国民健康保険一択ではないのです。
建設・医師・芸術家・飲食などの一定の同業種で集まって作られる業種別健康保険組合もあり、
国民健康保険と選択をすることができます。

また自治体別、業種別で組合がある場合もあります。

例えば、私の住んでいる京都市であれば、クリエイター、アーティストなど芸術分野の方は
・京都芸術家国民健康保険組合もあります。
そのほか
・文芸美術国民健康保険組合
・国民健康保険

の3種類があり、この中から選択することができるのです。

文芸美術国民健康保険組合がおすすめ

上記3種類であれば、文芸美術国民健康保険がおすすめです。

良いところは定額性であること、
また他の保険に比べると安く設定されているので、ある程度所得がある場合は
文美国保が有利となります。

参考までに、
令和5年度保険料は
組合員 月24,800円
家族は1人につき 月14,800円
介護保険 月5,700円

国民健康保険や他の組合と文美国保のいずれが有利か計算してみると良いでしょう。

2段階加入ー組合に加盟する団体への加入が必要

文美国保に加入する際にネックとなるのが
組合に加盟する団体への加入が必要であることです。

団体へ加入してから
文美国保へ加入する必要があります。

つまり2段階で加入することになります。

日本アニメーション団体、日本空間デザイン協会など
ご自分の業種に近い協会や団体について各HPや問い合わせにより
加入を検討すると良いでしょう。

団体によって入会金や年会費も異なるので、節税の観点から
安いところに入るのか、また、今後の仕事や人のつながりを重視して
加入団体を選択するのか、両方の視点から探されると納得して入れるのではないでしょうか。