税理士の仕事は自分に置き換えて考えられるから楽しい。

士業にも様々ありますが、
税理士が一番面白い仕事だと思っています。

他はやったことがないので分からない、
というのもありますが、
全部自分に置き換えて考えることができるのは、
士業の中で税理士だけではないでしょうか。

人生に税金はつきもの。誰もが悩んでいる。

人が生きていく上で、税金は切っても切れない関係にあります。

買い物一つとっても、消費税がかかり、
給与をもらったら所得税や住民税を徴収され、
事業をやったら事業税、法人だったら法人税、
親から財産を相続したら相続税、
自動車買ったら自動車税、たばこを買ったらたばこ税、
お酒を買ったら酒税、温泉入ったら入湯税
などきりがありませんが、日々生きていく中で嫌でも関わるのが税金です。

そしてできれば誰しも税金は払いたくないものです。
(払いたいという方もまれにいらっしゃるかもしれませんが。)

ビートルズも「taxman」
という曲の中で、1966年当時のイギリスで
富裕層に課せられていた最高税率95%という高い税率に対する不満を歌っています。
(とてもかっこいい曲なので、聴いたことがない方はぜひ聴いてください!)

貴方は1割、私(徴税官)9割、
全部取らないんだから感謝しなさい、何に使うかは聞きなさんな、
なぜなら私はタックスマン♪
といった歌詞。

富裕層もですが、庶民も昔から悩まされるものが税金なんですね。

自分に置き換えると必死で考えることができる

税金の相談を受ける際は、
全て自分に置き換えて考えるようにしています。

自分だったらどうするか、
という視点があるとその分真剣になれるように思うからです。

もちろんお客様からの相談なので真剣に誠実に対応するのですが、
他人事で捉えると、何か力の入り方が弱いように思うのです。

その昔、税金相談をしてくださったお客様が、
ずいぶん税法に詳しかったので、
すごく勉強されているのですね、という話をしたら、
「そりゃあ自分のことですから、必死ですよ!」
と言われました。

ああ、そういうことだよなあと、
自分のことだったら、真剣になるよな
とすごく共感した出来事でした。

価値観が近い方のほうが喜ばれる

税務相談の際は、自分に置き換えて、現状の税制(リスクも説明し)を使って、
どう有利に納税するかを考えて提案するので、
感覚的に近い価値観の方のほうがいいですね。

例えば、
・脱税してでも、税金を納めたくない、
・税務リスクが高くてもいいから、税金を納めたくない。
・本来不要なものでも、税金を納めたくないから出費する

というような考えの方だと、自分とは価値観が違うので、
要望にはお応えできないだろうなと。

自分がそういう感覚がなく、
必要な節税は最大限すべきだと思うけれど、
それでも納めないといけない税額が発生した場合は
きっちり納めるべきだと考えているからです。

同じような思いの方のほうが、
喜んでいただけているように思いますので、
これからも自分に置き換えたらどうするか、という視点で
当事者意識をもって試行錯誤していきたいものです。

 

 


▼娘日記(8歳、5歳)

来週から上の娘もそろばんへ行くことになりました。
下の娘はすでにこの4月から通っています。
本当は、上の娘の計算力のなさを心配していたので、
やっと行くことを決心してくれ少しほっとしました。

写真はシャボン玉を追いかける娘。
こちらは自分に置き換えなくても楽しそうです。


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