源泉所得税のダイレクト納付と同じく、個人住民税も電子認証不要で納付できたらと思うこの頃

源泉所得税は、事前の手続きさえすれば
パソコンから簡単に納付できるようになりますが、
個人住民税の納付をパソコンから行う場合は、
電子利用開始届出の提出時に電子認証が必要です。

この電子認証という手続きがひとつ乗っかることで
お金がかかったり余計な手間が増えます。

源泉所得税の納付の際と同じく、電子認証不要になることを
願ってやみません。

源泉所得税、個人住民税どちらもダイレクト納付が可能

お給料から預かった源泉所得税や個人住民税は
原則として毎月翌月10日までに事業者が納税者に代わって
税務署や地方自治体に納めています。

源泉所得税も個人住民税も電子利用開始届出を電子提出し、
金融機関の登録を行ってからとはなりますが、
いずれもダイレクト納付が可能です。

ダイレクト納付とは、e-Tax(源泉所得税)やeLtax(個人住民税)で電子申告した後、
事前に登録申請した預貯金の口座から即時に又は、期日を指定して納税する方法で、
全てパソコン上で手続きができます。

非常に便利ですので、ぜひ使いたいところです。

源泉所得税のダイレクト納付は電子認証がいらない

源泉所得税の申告納付の場合は、e-Tax(WEB版)を利用し、
源泉所得税についての申告データを作成、
先に電子送信します。(電子利用開始届や口座の登録が事前に必要です。)

その後、同じくe-Tax(WEB版)で
即時に納付又は期日を指定し、引落口座を指定すれば
納付手続き完了です。

この電子申告、ダイレクト納付の手続きですが、
源泉所得税の申告納付に関しては、電子認証が要りません。

電子認証とは、
オンライン上の署名のようなもので、
本人確認するための手続きとなります。

この電子認証をするためには、
・ICカードリーダライタ(電子証明書カードを読み込む機械で通常2~3千円)
・電子証明書カード(署名用のカード、有効期間によって変わりますが、1,300円から9,300円。個人事業主の場合はマイナンバーカードのため無料)

が要りますが、
源泉所得税の納付に限っては
電子認証不要で、申告、納税までできます。

通常の確定申告書の提出や各種申請書や届出書の電子提出には
電子認証が必要ですので、
源泉所得税に関してのみ電子申告・ダイレクト納付をする場合は
手続きが簡素化されているのですね。


顧問税理士が代理で電子認証をしている場合は、
お客様は何も用意する必要がないので、
お金も手間もかかりませんし、
関係のない話ではありますが、
問題は、顧問税理士がいない場合です。

個人住民税の場合は、利用開始時に電子認証が必要

上述のとおり源泉所得税の電子申告・ダイレクト納付のみに
e-Taxを利用する場合には、手続き上、電子認証が要りません。

しかし、個人住民税のダイレクト納付利用のために
eLtaxの利用開始をしようと思うと、
電子利用開始届出を提出する際に電子認証が必要です。

ここがやっかいで、

顧問税理士がいれば、
税理士の電子認証カードで電子利用開始ができますが、
事業者自らが電子利用開始を行う場合は、
ICカードリーダライタ、電子証明書カード
について全て事業者で用意する必要があります。
(法人の場合は代表者の電子認証カードが必要)

ダイレクト納付以外にも電子申告される場合は
必要経費であり、それも構わないかなと思うのですが、


ダイレクト納付のみに利用するだけであっても、
一式揃えなければならず、1万円前後するので、
経済的ではないですし、不便だなと感じます。

安全性との兼ね合いは分かるのですが、
誰も変わりに税金を納めてくれるとも思えないですし、
利用開始に関しては電子認証不要としてほしいなと。

ちなみに、入口(電子利用開始)を突破できれば
ダイレクト納付は電子認証不要で手続きができます。

なんじゃそら・・・。

何より国税と地方税で足並みがそろっていないのが気になりますね。

源泉所得税の申告納付と同じく、

電子利用開始について電子認証不要、
もちろん個人住民税のダイレクト納付についても電子認証不要

各種申告書や申請書・届出書を提出する際に、
電子認証が必要

と早くならないですかねー。

 

 


▼娘日記(8歳、5歳)

最近姉妹そろって、6時に起きるのが流行っています。

寝る時間は変わらず9時半なので、寝不足が心配ですが。

起きて何をするのかというと、今朝はぬり絵でした。
毎日違いますが、いつでもできるやん!と思うようなことが多いので
そろそろ早起きブームがさってくれないかなと思っています。


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