ayumitanaka 会社経営していく上で、一番大切な数字は何でしょうか？
売上？利益？いやいや違います。
答えはお金（キャッシュ）です。
利益はお金を生み出す源泉なので、そういう意味では大切ですし、
売上がないと利益も出しようがないので、もちろんどちらも大切です。
売上、利益も大切なのですが、本質としてはお金の方が上位にきます。
金金うるさいわ！と思われるかもしれませんが、
本当に会社経営する上で最も大切なのは”お金”です。
なぜお金が大切なのか、今日はそんなお話をしたいと思います。
会社経営をする意味は？
会社を経営する社長は、強みになる商品を武器に儲けたいとか、
自社の商品で社会貢献をしたいなど、
様々な思いを持って経営されています。
けれどその本質は、会社を長く続けることにあるのではないでしょうか。
会社を長く続けていくことで、利益＝儲けをだし、
儲けたお金でさらに投資をし、さらなる儲けをうみ、
会社のさらなる発展につなげていきます。
会社経営はお金を回し、利益をうみ、利益から生じたお金を投資し、
さらに利益を得るという循環活動であるということです。
この循環活動をするための元になるものは、やはり”お金”なのです。
だからお金がなくなれば、利益が出ていても倒産してしまうという、
黒字倒産が起こり得ます。
逆に利益が出ず赤字であっても、
お金さえあれば、支払いが滞ることはないので、
倒産することもないということもあり得ます。
倒産の全ての原因は、会社のお金がなくなることにあります。
会社を長く続けていくには、会社にお金が残るような経営をしなければならないのです。
過度な節税は会社を弱くする。
職業が税理士なので、税金を安くしてほしいという要望は、
お客様の依頼のベースにあったりします。
それは暗黙知であったり、はっきりと言われることも。
確かに、納める必要のない税金が生じないようにしなければならないのは使命ですが、
過度に節税をして、税金をわざと安くするようなことはできません。
ちまたでは、税金を安くするために余計な保険に入れたり、余計な資産の購入に使わせて、
無理やりに損金を作り出し、税金を安くするという情報であふれかえっていますが・・。
過度な節税は一時的に税金は安くなったとしても、会社から必ずお金が出ていきます。
ましてや保険なんかは、多額の手数料を取られており、
税金は安くなっているけれど、手数料は安くなった税金分よりも払っている
なんていう本末転倒なことが普通にあります。
それでは、長く会社を続けるという本質的な目的は達成できません。
毎期過度な節税をしすぎて、気づけばお金も無くなっており、
資金繰りが苦しくなって、金融機関に走ったけど、
時すでに遅しで、貸してくれない、なんていうことになりかねません。
必要なのは、適度な節税（経費を漏れなく入れる、即時償却できるものは適用する、
各種税額控除を漏れなく適用するなど）をして、適正な税金を払うことです。
税金は経費ととらえ、税引後に利益が残るようにすれば、
必ずお金が増えていきます。そうやって地道に会社の財務を強くすることが、
本当の目的を達成するための近道です。
まとめ
年末調整が近いからか、最近やたらと節税という言葉を目にしてしまい、
(ただ自分が気になっただけなのかもしれません。)
会社経営も節税に走りすぎないでほしいな、という思いから書きました。
売上も利益ももちろん大切なのですが、会社を長く続けていくには
ある程度の税金を払って、お金を残していく経営をしていきましょう。
▼今日の一曲♪
小泉今日子「なんてったってアイドル」
（作詞：秋元康 作曲：筒美京平）
作詞作曲歌手、全てが凄すぎる・・！
今週は筒美京平さんWEEK。心からご冥福をお祈りいたします。
▼昨日の娘日記
－姉８歳－
小学生になってから、食べるのがずいぶん早くなりました。
早く晩御飯を終えられたので、喜びを分かち合うため
母(私)のお気に入りのプリンをみんなで頂きました。
本当は私が食べたいからですけど。
ー妹４歳ー
週末は運動会。
ブロック１つ１つを同じクラスのお友達に見立てて
かけっこ競争の場面を再現していました。