freee会計の使い方 取引先や品目タグはどうつけるの?

freee会計には他の会計ソフトにはない独自の考え方があり、
その一つが「タグ」と言われるものです。

タグをうまく使いこなすことで効率化や経営分析に使うことができますので、
つけ方のルールを知っておきたいところですね。

タグとは何か

タグには5種類あります。

「取引先」「品目」「部門」「メモタグ」(このほか「セグメント」がありますが、
法人プラン、プロフェッショナル以上のため割愛します)です。

順番に説明をします。

「取引先」は文字通り売上の取引先や経費の取引先などを登録していきます。

「品目」は「取引先」以外に使う補助科目のようなイメージです。
補助科目とは、消耗品費や交通費、通信費などの大科目にさらに内訳をつける小科目
のようなイメージでいいと思います。

「部門」は
わかりやすく部門管理に使います。営業部門、内部管理部門など
また、複数の店舗を運営している場合は店舗ごとの管理にも使えます。

「メモタグ」は
メモしたいこと、後々確認すべき取引にメモタグを使うなど用途は色々です。


使い分けの方法

それぞれの使い分け方について見ていきましょう。

「取引先」は
そのままですが、売上の取引先や経費の取引先を登録するものです。
登録することで経営分析やレポートなどの機能で活用することができます。

収益レポートであればこんなグラフと収益比率を表示できるので便利ですね。
↓デモ画面では、Kデザインオフィスが売上全体の32%を占めることがわかります。

このように売上であれば取引先ごとに集計できますし、
経費も同じく取引先ごとにいくらかかっているのかがわかります。
また、下の画面ではレポート→試算表の損益計算書のタブから、売上高を取引先に集計した金額も見ることができます。

このほか売掛金や買掛金の管理や未収入金、未払金の管理にも使えます。
どの取引先の売掛金がいくら残っているのか一目瞭然です。
↓デモ画面だと、IMV株式会社に10,800円売掛金が残っています。(2022年12月期末の欄)

「品目」は
取引先以外に使う補助科目のようなイメージです。
源泉所得税、住民税、社会保険料などの預り金科目の内訳や
タクシー代、携帯電話代、切手代、ガス代など
大科目の中身をさらに細かく集計したり分析したい場合に使います。

「取引先」と同じく、試算表やレポートで、集計してくれますので、
何にいくらかかったのかを細かく分析することにも役立ちます。

「部門」は
わかりやすく部門管理が可能です。営業部門、内部管理部門など
部門ごとの管理はもちろんのこと、複数の店舗を運営しているお店なども
部門を使うことで各店舗ごとに売上や経費、利益を把握することができるようになります。

「メモタグ」は
メモしたいこと、後々確認すべきことなど用途は色々、
取引先や品目以外で集計したいものがあれば
プロジェクト管理も可能です。

私の場合、「メモタグ」は後から確認したい取引だけを絞り込んで確認したいときに利用するため、
そのまま’要確認’というメモタグを作って管理しています。

まとめ

freee会計の使い方、タグの意味とその使い分けの方法について解説しました。
freee会計を導入した後、最初に悩むのがタグの使い方かもしれません。
ご参考になれば幸いです。