上の子は小学校2年生なのですが、
最近の宿題で「けテぶれシート」なるものを持って帰ってきては
そのシートを頑張って埋めています。
自分の頃とは宿題の量も内容もずいぶん変わっいて
面白いので、取り上げみたいと思います。
けテぶれシートとは?
「けテぶれ」とは、計画、テスト、分析、練習の
頭文字をとって「けテぶれ」と言います。
だいだい漢字の学習で使うのですが、
その日の宿題のプリントに対して計画を立て、
自分でテストをし、テスト結果を分析、
分析に基づき自分の改善すべき学びを見つけ、
繰り返し練習をします。
直感的に思ったのは、2年生でやるには難しいなと。
繰り返し行って、高学年になるころには
使いこなせるようにとのねらいがあるのかもしれませんね。
投稿画像が実際の「けテぶれシート」を
撮ったものです。
例えば、
①計画:書き順に気を付けて書く。
②テスト:計画に基づき、書き順を意識しながら文字を書いてきます。
③分析:自分で丸つけをし、自分の気持ちや、良かったところ、
悪かったところ、これからどうするのかを書きます。
④練習:自分で立てた計画上、うまくいかなかったものについては、
どうすればできるのか工夫して練習をします。
①~④を繰り返し回していくことで、
自分がどういったところに注意すべきか
自ら考え、学ぶ姿勢がつくとのことです。
こどもによって学ぶべきところは、違うので
自分でそれを考えて、自ら学んでいくという
方法はとても効果的なように思います。
PDCAサイクルと同じ
このけテぶれシートを見た時に、
初めはこども自身が「けテぶれ」
の意味を分かっていませんでした。
聞いても、よくわからんと。
とにかくやれと言われたし、宿題だし
やらないとあかんからやるわと言って・・。
そのうち、「けテぶれ」は
「計画、テスト、分析、練習」やねんて~と
教えてくれて。
ほっほー、なるほどこれは、PDCAサイクルだな!と
私も理解ができました。
PDCAサイクルとは、
P(Plan):計画
D(Do) :実行
C(Check):分析
A(Action):改善
の頭文字をとって、「PDCA」サイクル。
主に工場での製品の品質管理・改善のための手法として使われるもので、
Actionで改善を行ったら、次のPDCAサイクルにつなげて、
螺旋を描くようにそれぞれの段階のレベルを継続的に向上・
改善していくことで、製品の高い品質を維持確保するものです。
営業やサービス改善のためにも使われるそうですが。
しかし、最近はこのPDCAサイクルも古いと批判されています。
PDCAだと、計画に時間をかけすぎてしまう。
計画ありきなので、改善までの時間がかかりすぎるなど。
昨今のめまぐるしい経済環境の変化から言って、
綿密に計画を立てて、とことん改善してから製品化していたら、
もうその製品は過去のものとなっている、
なんていうことがあるからです。
そこで最近は、DCAPサイクルを推奨されている方もいらっしゃいます。
最初にDoなのでまずは実行せよ!ということですね。
実行してから、分析、改善、次の計画を練ると。
このサイクル中で、何度も改善を繰り返すことで
よりよい製品やサービスの提供が可能になるという考えです。
これもわかるように思います。
これだけ情報過多の時代では、頭でっかちになって、
動けなくなってしまうことも多く、
せっかくのチャンスを逃すことも考えられます。
計画を練るのももちろん大切ではありますが、
まずはDoで実行にうつす、その勇気が、
よりよい製品やサービスの提供につながる
のも頷けますよね。
意外とうちの子の方法でよいのかも・・・
そして、肝心のうちの子はというと、
早く面倒な宿題を終わらせたいようで、
いきなりテストから始め、
分析→練習→計画でやっていました・・・。
私が「計画からみたいやで~」と言っても、まあ聞きません。
PDCAで言うと、D→C→A→P
DCAPサイクルで回しています。
おお、なんと流行りの、
DCAPサイクルに乗っているではありませんか!
でかしたね。
学校のねらいはPDCAだと思いますが、
まずは動くことが大事だと母(私)は思います。
本人はまずは動くんだ!と考えているわけはないでしょうが、
やらないといけないし、とにかくやってみるという姿勢は
大事だなと。
その行動力はすばらしいので、今日も褒めたいと思います。
▼今日の一曲♪
星野源「アイデア」
▼昨日の娘日記
小学校でペットボトルのふたや牛乳パックなどの廃材
を使って楽器を作ってきました。
妹はおもちゃのギターをもって、
2人で演奏会を。
曲は星野源の「アイデア」
私の影響で、星野源はけっこう好きみたいです。